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これまた途中でとん挫しそうな思いつき企画をば。 ~桜色の記憶1~

時の経つのはかくも早いもので、気付けば最後の手抜き更新からひと月も過ぎてしまいました。
全然DQやってないからネタもないしどうしようかなー、このまま放置かなーなんて考えたりしていたのですけれども、やっぱり何か書くことにしました。

コスポの面々を勝手に使って、微妙に小説風を目指してみたのですけれども・・・。

書きはじめて速攻で詰まった辺りから文体はころころ変わるわ話は進まないわでひどいことになってます。

イコプやぺけぴーさんとか、ちゃんと最後まで書ききれるってすごいなぁって超絶感心した次第であります。(←書ききれない前提の一言w


とまぁそんななんで読む価値があるような文章になっていませんけれど、それでもいいやっていう暇な人だけ続きをどうぞwww

ではでは。




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 吾輩は蛙である。名前はもうない。

 生まれ出でてからほんのつい先日まで、ヒトであったと思うのだけれど何がどうしてこうなったのだろう。
 何故か日に日に薄れゆく人でいた頃の記憶。そもそもそれが本当に記憶であるのかどうかすら怪しいものだから困り者である。数刻前までは、ヒトでいた頃の自分の名前を覚えていたような気もするのだけれどはてさて。

「ままならないものだよね。」

 天空を仰ぎ見ながら独りごちたりしてみる。
 傾いた太陽の眩しさから守ってくれているかのようにそびえる石垣が、広大無辺に広がる青空を惨めに切り刻む。
 切り抜かれた有限の空に霧散して行くのは言葉ではなく、ゲロゲロともゲレゲレとも聞こえる下品な蛙の鳴き声である。いやはや本当にままならない。
 ちゃぷりと小さく水面が鳴らした音に目を向ければ、一匹の雌蛙が水面から顔を覗かせてこちらに熱い視線を送っていた。愚痴もぼやきも説法も、鳴き声として風に乗れば、蛙の立場にしてみれば所詮発情を告げる以外の意味を持ってはくれないご様子である。もはや笑う以外にないのではなかろうか。それとも一匹の雄蛙としての生に倣い、子孫繁栄に励めば良いのだろうか?
 名もない一匹の雌蛙と、名を失って久しからぬ可哀想な一匹の雄蛙が目線のみで駆け引きの火花を散らすさまをあざ笑うかのように一陣の風が吹き抜けた。
 風に乗って小さく渦を描くように薄桃色の小さな花びらが大量に舞い抜けて行った。
 
 ――薄桃色!!

 刹那の衝撃。
 記憶なのか妄想なのか判断のつかないが、それはこれらに近しい何かの奔流であった。
 ちりちりと身を焦がす灼熱の爆風の中、瞬時に塵芥と化す瓦礫が遮る視界をすり抜けて、彼は確かに見たのだ。スローモーションで揺れる水色のローブの裾と少女のこぼれるような笑顔。 
 あの刹那の刻の中。人であった頃の彼が、あの瞬間まで切に望んで止まなかった総てが確かにそこにはあったのだった。
 
 名もなき雌の蛙の背によじ登りながら、自らの名を思い出した一匹の雄蛙は、またいつ消えゆくとも知れない記憶を辿る。この桜舞うカミハルムイの都で蛙となった記憶。なろうと決めた切ない記憶。果てしない探求心と想いが生んだ悲劇的な、或いは喜劇的とも云える記憶。
 悩んでいても始まらない。ここはもう断言してしまおう。

 これは記憶であると――。

 例え妄想であったところでなんだと云うのだ。誰だかに語る訳でもない。何かに記すでもない。単なる思考の成す物語である。事を成しながら畳の目を数えたり、素数を数えて気を紛らわせたりするのとなんら変わりはない行為なのである。
 所詮蛙の戯言。それで十分なのだ。





 『にぼし』
 これがヒトであった頃の彼の名である。
 プクリポと呼ばれる愛らしい種族に生を受け、仲間と共に野を駆け山を駆け、冒険と名の付くものには余さず首を突っ込んできた。スーパースターにぼし。誰からとはなしに皆は口々にそう呼んだ。それを否定する要素がまるで見当たらないのだから仕方がない。持って生まれた星なのだろうと彼は思う。一生背負っていかねばならない十字架のようなものなのだろう。やれやれである。

 その日、彼はプクランド大陸の首都であるメギストリスの都の北方に構えるキラキラ大風車塔のふもとで仲間を待っていた。
 風車の丘には、その名が示す通りに風車を設置するのに成る程都合よく、常に適度な風が吹いている。
 春先で少々暖かくなって来たからと先走って薄手の服を着てきてしまったにぼしには結構肌寒かったりする。
 曲りなりにも冒険者を自称している以上、こんな時の為に厚手の上着くらいは持ち合わせてはいる。しかしそれを着てしまう訳にはいかないのだ。
 寒暖の差は日々めぐるましいものの、全体的には暖かい日の方が多くなってきた昨今、街中で見かける女の子達のファッションも大方春物の薄手のものに切り替わってきている。ゴシック装備のミニスカートの下に色気のかけらもないジャージを履くなどという理解不能なファッションが、ようやくなりを潜めてきたところなのだ。
 それはここキラキラ大風車塔でも変わらない。
 一部には寒さに負けて上着を羽織ってしまう輩もいないではないが、どうせ風車塔に入ってしまえば寒風は防げるからと、薄着のままいそいそと風車塔へ向かう冒険者が大半を占める。
 しかし、である。
 長い物には巻かれろなどという言葉があるように、ヒトは流される生き物である。
 ここで、風車塔へ伸びる階段の下に陣取ってたむろする彼らが肌寒さに負けて厚着をしてしまったらどうだろう。
 それを見て、皆が皆、我も我もと厚着を始めてしまったら目も当てられないではないか。
 目の保養を主目的として集合場所をここに選んだのに、よりにもよって自分たちの行為がきっかけになってその意味を失ってしまう。そんな本末転倒は御免こうむりたい。

「寒いから中に入って待とうよ」

 階段に腰かけてガタガタと震えていたフジコが、もう限界とばかりに薄紫色に変色しかけた唇を開く。深紅のアフロヘアに透過率の低い真っ黒な色眼鏡で威圧感を増したオーガ族の男が、長身でムキムキと音を立てそうな程に筋肉質な躰をふるふると震わせている様子はなかなかにシュールである。

「却下。」
「却下。」

 フジコの必死な訴えに、即答で返したのは、にぼしとモノゴィ。両名ともアフロヘアがトレードマークのプクリポである。にぼしが健康そうな薄褐色の肌色をしているのに対し、モノゴィは不健康そうというよりも闇の眷属かと疑われそうな薄闇色をしている。アスファルトに落ちた影のような肌色と髪色である。

「なんでよ寒いじゃん!」とフジコ。

「そこにはドリームがないもの。」

 またしても即答で返すモノゴィ。その回答に「空気読めよ。」とにぼしが援護をいれる。
 まったくもって理解が出来ないとフジコが肩をすくめてみせた。

「まぁさ、フジコはおっきいからね。」
「うんうん、その目線の高さじゃあね…。」
「ドリームをドリームと気付けないかもしれないね。」
「ロマンをロマンと気付けないかもしれないね。」
「仕方ないかもしれないね。」
「しょうがないよね。」
「可哀想なフジコ。」
「次に生まれ変わるなら、ちっちゃいプクリポに生まれるといいよ。」
「プクリポを構成する要素の9割はドリームとロマンだからね。」

「意味わかんない。」

 まくし立てる2人に本心からの理解不能を申し立てるフジコでありました。
 そこに一際強い風が刺し、フジコは縮こまった身体をさらに丸めて自らの肩を抱き、プクリポ2人はそんなフジコには見向きもせずに階段の上方に、かつて見せた事のない真剣な眼差しを向ける。
 一陣の突風に2人が感じた確信に限りなく近い予感は、たまたま誰も階段にいないという悲しい結末で幕を落とした。

「ところでごぃさん」

「はいよにぼさん!」

「ごぃさんはチラ派?モロ派?」

「チラ派以外の選択肢を感じない質問だよね。」

 躊躇なくそう答えたモノゴィに、「ブラザー!」と力強く親指を立てるにぼし。それに対しモノゴィも「ブラザー!」と同様に返す。ここでようやくプクリポ2人のやりとりの意味に思い至ったフジコは、小さくかぶりを振って見せる。

「プクリポの9割ってパンチラへの思いでできてるんだ…。」
 
「YESっっっ!」

「理解できそうもないから塔に入ったところで待ってる事にするよ。寒いし。」そう言ってそそくさと階段を上っていくフジコ。階段も半ばまで上った辺りで、再び突風が吹いてフジコの腰に巻かれた腰当が勢いよくまくれ上がり、履いていたトランクスの裾をはたはたと揺らした。




~つづくかどうかは知らない~




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[ 2014年05月01日 23:21 ] カテゴリ:DQ風 | トラックバック(0) | コメント(0)
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